食道扁平上皮癌に対する根治的化学放射線療法において、治療前に抵抗性を予測する研究を行った。放射線によるDNA損傷に注目し、その修復遺伝子46個について次世代シーケンサーを用いて根治的化学放射線療法を受けた食道癌患者の食道癌51検体の変異解析を行った結果、PARP1遺伝子の多型が治療抵抗性と相関を認めることが分かった。その結果を検証するために、根治的化学放射線療法を受けた別の患者の治療前の生検検体61例について、同様の解析を行ったところ、治療抵抗性と相関しておらず、PARP1の多型は、治療抵抗性を予測しないという結果であった。
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