研究課題
当該研究の平成28年度の目標は、臨床的有用性の評価およびユーザビリティ評価であったが、概ね予定通り達成した。具体的には¬62症例の手術症例に対して手術シミュレーションとしての有用性や精度を検証した。評価項目は予定通り、脳幹部海綿状血管腫における白質線維および脳神経核の同定、血管芽細胞腫における流入動脈と流出静脈の同定、グリオーマ手術における言語野同定、脳動静脈奇形における流入動脈と流出静脈の同定とし、それぞれ定量的な有意差をもって、提案技術の有用性が示された。また開発ソフトウェアのユーザビリティに関して評価し、その結果をフィードバックさせてソフトウェアを開発し、下記著書の付録として公開した。これらに関して、国際学会発表1回、国内招待講演2回、論文2編(英文1編、和文1編、いずれも査読有り)、著書2編であった。
すべて 2017 2016
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件) 図書 (2件)
Journal of Neurosurgery
巻: 127(1) ページ: 139-147
doi: 10.3171/2016.5.JNS152646
脳神経外科ジャーナル
巻: 25(8) ページ: 622-630