全体として当初の予定通り達成した。画像処理におけるレジストレーションとセグメンテーション法に関して精度を保ったまま半自動化を達成した。医用画像と微小解剖情報に関して、薄板スプライン法での融合や、脳幹モデルを用いたレジストレーション法はいずれも充分な精度を達成した。62症例の手術症例(脳幹部海綿状血管腫、血管芽細胞腫、グリオーマ、脳動静脈奇形)に対して手術シミュレーションとしての有用性や精度を検証し、それぞれ定量的な有意差をもって提案技術の有用性が示された。開発ソフトウェアのユーザビリティに関して評価し、その結果をフィードバックさせてソフトウェアをブラッシュアップした。
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