我々が独自に開発したヨード担持加工技術は、金属インプラントの表面に形成した特殊な酸化被膜の微細孔の中にポピドンヨードを担持することで、抗菌性と骨親和性を同時に付加するこれまでにない革新的な技術である。本研究期間内に、ヨード担持加工インプラントの表面加工前後における表面粗さの変化の検証、加工前後におけるインプラントサイズの変化の検証、各種の滅菌工程前後におけるヨード担持量の変化量の検証を実施した。これらのデータは薬事承認に向けてのインプラントの基本的特性に関する重要な結果であり、新しい知見を得ることができた。
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