ヒト骨肉腫細胞株143B(親株)と143B-LM4(高肺転移株)の培養細胞株からマイクロRNAを含むトータルRNA抽出し、マイクロRNAの発現を解析した。親株に比して高肺転移株でmir-143とmir-145が有意に高い発現をしていることを同定した。さらにマイクロアレイによるクラスター解析を行った結果、mir-143とmir-145に関連した下流のmRNA、TANGLMとLASP1が上昇していることを確認した。現在、高肺転移株においてTANGLMおよびLASP1をsiRNAによるノックアウトあるいは形質導入による過剰発現を行い、mir-143とmir-145の発現量の解析を行っている。
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