滑膜に発現するパールカンの調整による変形性膝関節症の骨棘制御

2017 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 15K20019
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 整形外科学
• 研究機関: 順天堂大学
• 研究代表者: 金子 晴香 順天堂大学, 医学部, 助教 (50445516)
• 研究協力者: 石島 旨章 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70365576)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• キーワード: 変形性膝関節症 / 滑膜 / 骨棘 / パールカン / 軟骨分化

研究成果の概要

変形性膝関節症(膝OA)の病態は多岐にわたるが, 我々は滑膜に発現するヘパラン硫酸プロテオグリカン・パールカンの膝OA骨棘形成における滑膜炎への機能を検討した. 滑膜のパールカン欠損により,膝OA早期の関節軟骨変性に差は認めず,骨棘形成は抑制され,滑膜炎が促進した.　滑膜のパールカンは,滑膜間葉系細胞の軟骨分化能のみならず,滑膜の炎症にも役割を持ち骨棘形成に関与する可能性が示唆された.

自由記述の分野

整形外科