研究課題
若手研究(B)
本研究では、まず授乳回数と帝王切開術後痛の回復との関連性を検討した。次いで、血液サンプルから血中オキシトシン濃度を測定し、それと帝王切開術後痛の回復との関連性について検討した。その結果、①授乳回数が多いほど創部の2次性痛覚過敏範囲の回復が早かった。しかし、②血中オキシトシン濃度と2次性痛覚過敏範囲の回復には、正の相関が得られなかった。この結果は、授乳回数と帝王切開術後痛の回復とに関連があるとする①のデータを支持しなかったため、オキシトシン濃度測定法の変更を試みた。しかし安定した測定結果が得られず、研究成果は当初の予定よりも限定的なものとなった。
術後痛