研究課題
in vitroでは、セボフルランによって麻酔を施行したマウスと、セボフルラン使用下で開腹手術を施行したモデルマウスを作製した。これらのマウスの海馬を摘出し、介入の前後でどのような遺伝子発現の変化があるかを、調査した。また並行してトランスクリプトーム解析を行うことにより、マウス海馬においてmRNAの網羅的解析を施行、麻酔と手術による脳内での変化の一端を確認した。in vivoでは、麻酔と手術による認知機能の変化を測るために、バーンズ迷路を用いて、マウスの行動学的変容を追っている。
2: おおむね順調に進展している
現段階ではin vitroとin vivoで実験を進めており、おおむね当初の予定通り進んでいると考えている。
術後認知機能障害の機序に迫るべく、今後もin vivoでの研究を進めたい。今後の目標として、バーンズ迷路使用による行動変容観察の確立、マウスの月齢の違いによる行動変容への影響などを調べていきたい。
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