静脈投与用のアセトアミノフェンの、血中濃度シミュレーションに使用可能な薬物動態モデルを作成した。モデルの予測精度は許容範囲内で、使用に耐えうるものであった。モデルは様々な体重で使用可能な構造となった。また得られたアセトアミノフェン血中濃度データを用いて、外国人で作成された薬物動態モデルを検証したところ、人種差はモデル構造に大きな影響を来さないと結論した。薬力学的予備研究として、アセトアミノフェンを60分または120分かけて投与時しても術後6時間のフェンタニル必要量に有意差は認めなかった。痛みを感じた際のアセトアミノフェン予測血中濃度とフェンタニル効果部位濃度は有意に正に相関した.
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