研究課題
若手研究(B)
卵巣がんは抗がん剤に対して抵抗を持つものがあり、治療に難渋することが多い。我々は分子標的薬であるJNK阻害薬が卵巣がんの抗がん剤に対する抵抗性を弱める可能性を見出した。特に卵巣がん細胞を用いた実験では、JNK阻害薬を抗がん剤使用前に投与することで、より抗がん剤の効果を増強させることが明らかになった。また子宮内膜症治療薬として臨床試験が行われているJNK阻害薬AS602801は、卵巣がんの再発などの原因となる卵巣がん幹細胞に対しても効果を示すことが分かった。
婦人科腫瘍