卵巣癌患者の遺伝学的検査に対する意識調査とgBRCA1/2遺伝子を含む11遺伝子について、次世代シークエンサーで変異解析を行った。卵巣癌患者127名にHBOCに対するプレカウンセリングを行い、124名で同意が得られ、現在108名にgBRCA1/2検査を実施した。80%で結果開示の希望あり、検査を行った15.7%で生殖細胞系列遺伝子変異を認めた。ほとんどの卵巣癌患者で、プレカウンセリングを通じて、自身の遺伝学的検査に積極的な姿勢を認めた。今後家系員含めたサーベイランス体制の構築に取り組んでいく予定である。
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