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2015 年度 実施状況報告書

粘表皮癌の各組織形態に基づいたキメラ融合遺伝子検出と新たな分子治療標的の同定

研究課題

研究課題/領域番号 15K20228
研究機関順天堂大学

研究代表者

藤巻 充寿  順天堂大学, 医学部, 助教 (10514490)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
キーワード粘表皮癌 / 唾液腺 / CRTC1-MAML2 / CRTC3-MAML2
研究実績の概要

1998年から2014年までに当院で初期治療を行った唾液腺原発粘表皮癌20例を対象とした。平成27年度は対象症例の病理組織学的評価として、Goode分類に従い、組織学的悪性度を検討した。また臨床的拝見の検討も併せて行っている。
各症例に対しRT-PCRおよびdirect sequencing法によるCRTC1-MAML2、CRTC3-MAML2融合遺伝子の確認を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

粘表皮癌は比較的稀な疾患であり、症例収集が重要な課題である。

今後の研究の推進方策

平成28年度は融合遺伝子陽性群と陰性群の病理組織像の比較検討、PCR陰性例/ MEC「確診」例の5´RACE法による、新たなFusion partnerの検索を行っていく。さらに、細胞周期/癌抑制遺伝子/上皮間葉分化関連因子の免疫組織学的検討および定量的RT-PCRを行う。
また、症例収集を継続し、新規症例に対しては組織学的悪性度の評価、臨床背景の評価、RT-PCRおよびdirect sequencing法によるCRTC1-MAML2、CRTC3-MAML2融合遺伝子の確認を行っていく。

次年度使用額が生じた理由

得られた症例数が少ないことなどから、やや研究の遅れが生じたため、当初予定した消耗品等の購入を見送った為。

次年度使用額の使用計画

短期的に計画を見直し、必要な機器、試薬等の購入を検討する。

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公開日: 2017-01-06  

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