研究成果の概要 |
DAIは致死率が高く重篤な病態だが急性期の診断方法が確立されていない.神経軸索に存在するタウ蛋白がDAIの早期診断及び重症度評価に有用なバイオマーカーになりうるとの仮説をたてた.DAIモデルラットを用い、DAIの重症度と血清タウ蛋白濃度との関連を明らかにすること.DAIモデルラットは予め定められた高さより重りをラットの頭上に落として作成した.18匹のSprague-DawleyラットをSham群,mild群,severe群の3群に無作為にわけた.DAI作成後60分時点で検体を採取し,血清タウ蛋白濃度を測定した.血清タウ蛋白濃度はDAIの重症度が増すにつれて有意に高値を示した.
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