研究課題
若手研究(B)
急性アルコール中毒時の敗血症増悪機構について、急性期タンパクpentraxin 3 (PTX3)に着目し、解明した。PTX3は、炎症時にTNF-αに刺激により、JNKのリン酸化シグナルを介して速やかに産生される。PTX3は血管内皮細胞保護作用を有し、敗血症時の急性肺障害を軽減する役割を果たす。アルコールは、TNF-αの産生ならびにJNKのリン酸化を抑制することにより、PTX3産生を阻害することをin vivo およびin vitroの実験系を用いて明らかにした。
血液凝固ー炎症反応連関からみた敗血症増悪機構