3次元自己組織化技術を用いた唾液腺組織誘導法の確立

2016 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 15K20368
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 形態系基礎歯科学
• 研究機関: 昭和大学
• 研究代表者: 田中 準一 昭和大学, 歯学部, 助教 (40710166)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2017-03-31
• キーワード: 唾液腺 / ES細胞 / 分化誘導

研究成果の概要

マウス唾液腺初期発生過程における網羅的な遺伝子解析により唾液腺原器特異的な2種類の転写因子を同定した。これらの転写因子についてマウスES細胞由来口腔粘膜上皮にアデノウイルスを用いて過剰発現を行った。分化誘導23日において三次元的な外分泌腺様構造が誘導されることが明らかとなった。マウスES細胞から誘導された外分泌腺様組織は、胎生期マウス唾液腺と類似した構造を有していた。さらに、耳下腺切除モデルマウスへの同所移植実験において唾液腺様組織を形成することが確認された。

自由記述の分野

口腔病理