歯髄幹細胞を用いた、基礎的データの採取を行う。現状、抜歯した下顎第3大臼歯より分離、国立長寿医療センターより提供されている膜分取キットにて分離、培養を行っている。 細菌のコンタミネーションを防ぐ手法が現在当研究室では確立途上であり、広く用いられている消毒法に改良を加えて基礎研究を行っていた。当研究室ではヒト歯髄幹細胞の分離、培養はサンプルも少ない段階であり、そのデータを増やしていくことが課題となっている。 ヒト歯髄幹細胞を用いた再生療法に活用するためにもコンタミネーションをいかに防いでいくかが課題となる、採取部位が骨髄といった体内から採取可能な部位と異なり、外界と直結している口腔内では暴露しやすい為、初期培養での成功率が低くその改善を行っている。 また、初期培養から3継代目の細胞を用いて、幹細胞である確認を分化、FACSにて確認を行った後、実験を行っていた。この2年間では初期培養の成功率向上にその期間のほとんどを使うことになっていた。
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