研究課題/領域番号 |
15K20410
|
研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
吉居 慎二 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (90710484)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
|
キーワード | 内視鏡 / 歯内治療 / イメージファイバ |
研究実績の概要 |
一般臨床では検出困難な歯の根管内深部や根尖歯周組織,および歯周ポケット深部といった口腔内の暗視野下・狭小空間に存在する齲蝕・炎症を,高解像度で簡便に検出する診断装置の開発を目的として、以前より根管内視鏡の開発を行ってきたが、その内視鏡を口腔内カメラとしてすでに流通しているSOPRO careへ接続を行った。SOPRO careは口腔内のう蝕や炎症を蛍光によりカラーリングすることができ、その技術を我々の開発した内視鏡へ応用することを目的としたためである。 このSOPRO careと内視鏡を接続した機器で、画像を取得・画像処理をすることで従来の内視鏡と同等の結果を得ることができた。 また、取得した画像を重ね合わせ、展開することで3次元画像の取得も簡易的にではあるが可能となった。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
画像処理の精度等、未だ改善する点は多いがSOPRO careへの取り付け・3次元化の基本は終了しているため、全体としては順調に進んでいると考えられる。
|
今後の研究の推進方策 |
画像処理の精度の向上・SOPRO careとの取り付けの際のレンズ系の簡易化を行っていく。
|
次年度使用額が生じた理由 |
画像処理・レンズ系の基本的な構造設計に27年度は掛かったところがあり、その際の支出が予想額より少なかったが、28年度には、さらに高度な設計を行う予定であるため。
|
次年度使用額の使用計画 |
画像処理ソフト・レンズ系設計に掛かる経費に使用する予定。
|