ラオス国で2015年より、2016年、2017年と口唇口蓋裂(CL/P)医療援助活動を行うことができた。各年の手術患者総数は20例、14例、21例で合計約50人分、ならびに手術が風邪等できなかったが研究に賛同頂いた患者を含め100症例分のサンプルを収集した。その際、診断・手術技術を向上させる器具を科研費で備えた。CL/Pの裂のできる部位によって関係する遺伝子は異なると考えられているため、実際に現地に赴き裂型を分類し直接サンプル収集を行うことは意義高い。このサンプルをTaqman genotyping assayを用いてラオス人のCL/P発生関連SNPを検索する準備を整えることができた。
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