老化促進マウス(SAM)のうち変形性顎関節症を自然発症するSAMP8を供試しBrdU (5-bromo-2’-deoxyuridine)を一定期間投与 することにより顎関節部にラベルを保持し続けた細胞(LRCs)の局在を 調べた結果、関節包、靭帯関節円板に局在した。間葉系幹細胞マーカーであるSTRO-1、CD146抗体を用い蛍光免疫二重染色を施しLRCsとするのを確認した。SAMP8の顎関節は軟骨表面が粗造になり下顎頭の形態変化を認めた。また下顎枝の長さが対照群であるSAMR1 と比較し減少した。顎関節症モデルより、STRO-1、CD146抗体陽性細胞とLRCsは対照群と比較し有意に減少した。
|