単身看護師のWLB実現度および単身看護師の労働条件の現状を明らかにすることを目的とし、病院に勤務する女性看護師15,025名を対象にした、無記名自己記入式質問紙調査のデータを分析した。 単身看護師は、より過重な労働条件を強いられ、心身共に疲弊しており、WLBを実現しにくい現状にあることが示された。今後の看護組織においては、働く者全ての福利厚生を目指すWLB本来の理念に立ち返り、家庭役割のある看護師だけでなく、単身看護師のニードも考慮した包括的なWLB施策を整備していく必要があることが示唆された。
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