研究課題/領域番号 |
15K20689
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 岩手医科大学 (2017-2018) 京都大学 (2016) 佛教大学 (2015) |
研究代表者 |
秋山 直美 岩手医科大学, 看護学部, 講師 (20636534)
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研究協力者 |
菅田 勝也
秋山 智弥
林田 賢史
白岩 健
内藤 知佐子
吉川 陽子
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | Imprementation Science / Tansrational Study / コンピテンシー / クリニカルラダー / コンピテンシー / CAT / ジェネラリスト / 看護師 |
研究成果の概要 |
臨床現場で看護管理者が部下のクリニカル・ラダー評価の際に活用できるジェネラリスト看護師の臨床実践能力を判定するシステムを開発することを目的として実施した。 A大学病院の看護師249名を対象に質問紙調査とインタビュー調査を行い、正答率が高い対象者は最小21問で、正答率が低い対象者は最大56問で判定結果を得られる「ジェネラリスト看護師の臨床実践能力判定システム」をComputer Adapted Test(CAT)で開発した。 回答者の所要時間は最小30分~60分程度であり、看護管理者から臨床応用が可能と評価された。当該システムはクリニカル・ラダー判定の補助ツールとしてA大学病院で実用されている。
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自由記述の分野 |
医療安全学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
クリニカル・ラダーは、看護師の離職防止やモチベーションの向上に有用である。本研究の成果物である「ジェネラリスト看護師の臨床実践能力判定システム」は看護管理者が部下とクリニカル・ラダーを話し合う際に、補助ツールとして活用できるよう開発された。 設問の難易度等を考慮するIRTという理論に基づき、コンピューター出題形式で開発されているため、設問の適正性を担保できる、他施設間の比較や共有がしやすい、ポートフォリオのように個人の成長を可視化できるというメリットがある。クリニカル・ラダーは人事考課に影響するので、部下と共有できる判定結果があるのは嬉しいとの声を看護管理者から戴いている。
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