病院看護師から、介護支援専門員へ電話を用いたフォローによる、退院後の患者への効果を明らかにすることを目的に、介入群5名に、退院後3回のフォローを行い、対照群8名に、通常のフォローを行った。患者の困り事は、介入3名、対照5名、介護支援専門員の電話フォローの役立ちは、介入4名、対照8名の回答があり、群間で統計的に違いはなかった。介護支援専門員の自由記載の結果、「心理面へのサポート」、「退院前の情報共有の課題」の2カテゴリーは共通し、介入群では「連携の方法や活用への課題」、対照群では「フォローの記憶なし」がみられた。介護支援専門員には心理面への支えとなり、複数回の連携が必要であることが示唆された。
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