研究課題/領域番号 |
15K20694
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
清水 詩子 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (10401762)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 透析看護 / 看護実践能力 |
研究実績の概要 |
透析看護に必要な看護師の実践能力を明らかにする目的で、透析療法指導看護師の実践報告(70件)を用い、透析看護の経験豊富な看護師の実践を抽出している。看護師による実践は、がん/終末期患者の療養支援に関するもの8件、体重コントロール/除水に関するもの8件、食事コントロールに関するもの3件、足病変のある患者の支援に関するもの7件、透析を拒否する患者への対応に関するもの4件、腎代替療法の変更に関するもの3件、認知症患者の療養支援に関するもの5件、透析導入患者の支援に伴う支援に関するもの7件、維持透析中のイベント/トラブルに対する支援に関するもの7件、独居高齢者の自宅での療養支援に関するもの3件、要介護患者の自宅療養の継続のための支援に関するもの3件、スタッフ教育/支援に関するもの5件、患者教育の検討に関するもの3件、スタッフ管理/部署間の連携に関するもの2件、被災経験に基づく災害への備えに関するもの2件の、計70件であった。 実践の対象として、現在、慢性透析中の患者だけでなく、腎移植に移行した患者、保存期慢性腎臓病患者があげられ、患者以外では、患者の家族、看護師、介護職等であった。連携先として、同一施設内の他部署、他施設、地域の医療介護職があげられた。看護師の実践を抽出するにあたり、透析看護の定義を明らかにすることと、本研究における透析看護が対象とする範囲について併せて検討する必要が生じている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
当初計画より、分析および透析看護に関する文献の収集に時間を要しているため。
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今後の研究の推進方策 |
透析看護の定義を明らかにすることと、本研究における透析看護が対象とする範囲を検討する。それに基づき、透析看護に必要な実践能力の抽出を完了し、実践能力評価尺度の項目を作成する。
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次年度使用額が生じた理由 |
主に、質問紙印刷費用、質問紙の発送費用を使用しなかったため。
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次年度使用額の使用計画 |
評価尺度の作成を進め、質問紙調査を実施する。
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