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2019 年度 研究成果報告書

下肢人工関節手術患者の手術前後の生活に関する満足感と身体活動量についての研究

研究課題

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研究課題/領域番号 15K20702
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 臨床看護学
研究機関佐賀大学

研究代表者

松永 由理子 (明時由理子)  佐賀大学, 医学部, 助教 (50612074)

研究期間 (年度) 2017-02-07 – 2020-03-31
キーワード身体活動量 / QOL / 人工膝関節全置換術 / 人工股関節全置換術 / 身体機能 / 高齢者
研究成果の概要

本研究では,人工股関節全置換術(THA)患者と人工膝関節全置換術(TKA)患者を対象として,術前から術後3年までの実測した身体活動量,主観的な身体機能,健康関連QOL,術後の満足度を評価した.術後の身体活動量について,歩数の改善は術後1年が最大であったが,中強度の活動時間(MVPA)の改善はTHA後3年,TKA後2年が最大であった.THA後3年のMVPAの改善の予測因子として,年齢が若いこと,身体機能が高いこと,精神的健康感が高いことであった.THAおよびTKA患者とも主観的な身体機能,健康関連QOLは術後1年で大きく改善し,術後の満足度は高いことから,手術の効果として評価することができる.

自由記述の分野

臨床看護

研究成果の学術的意義や社会的意義

THAおよびTKA患者の実測したPAの研究は,術後1年までに限られていて,中長期的に術後のPAを評価した研究は報告されていない.本研究では,THA後3年までMVPAが増加することが示され,術後の回復レベルを評価するためには,中長期的な評価が必要であることが示唆された.また,MVPAは歩数よりも遅れて改善し,2つのPA指標の改善に違いがあることを見出した.THA後3年までのMVPAの改善の予測因子として,年齢が若いこと,身体機能が高いこと,精神的健康感が高いことが示され,PAを増加させるための介入が必要な患者の選定に役立つと考える.

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公開日: 2021-02-19  

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