がん患者の家族のQOLの測定方法の確立と看護支援プログラムの開発

2017 年度 実施状況報告書

• 研究課題/領域番号: 15K20707
• 研究機関: 横浜市立大学
• 研究代表者: 三條 真紀子 横浜市立大学, 医学部, 講師 (70589051)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2019-03-31
• キーワード: 緩和ケア / 家族ケア / がん / 看護

研究実績の概要

がん患者の家族は患者とともに診断時から様々な苦悩を抱えており、家族のQuality of life(QOL)を維持・向上するための看護支援が求められている。家族のQOLの要素を明らかにした上で、家族のQOL向上につながる要因を探索し、ケアの改善につなげることを目的として研究を実施した。
平成29年度は、前年度実施したQOLの構成要素を検討する文献レビュー、ならびに追加の文献レビューに基づき、インタビューガイドおよび調査票案を作成した。追加の文献レビューでは、医学中央雑誌に掲載されたものでは、原著としてとりあげられているものは少なく、今後のわが国での研究推進およびわが国での研究結果公表の必要性が示唆された。
インタビューガイドについて、プレテストを元に、修正を行った。倫理審査書類の作成に着手し、倫理審査委員会提出および施設との調整にはいる段階で、研究代表者の施設異動の必要性が生じたため、今後、再度施設との再調整を行い、研究対象者のリクルートを進め、研究を実施していく。

現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

施設調整ならびに倫理審査委員会の書類提出に当たり、施設異動が生じ、調査の実施ができなかった。施設との再調整が必要であり、調査開始が遅れたことから、達成度が遅れていると判断した。

今後の研究の推進方策

対象者のリクルートについて、今年度作成した書類を元に、すみやかに関係施設との調整・連携を進めながら調査を実施していく。

次年度使用額が生じた理由

施設との再調整が必要であり、調査実施にいたらなかったため。
次年度使用額については、調査実施に当たり、必要な旅費、印刷費、人件費等に充当し、円滑に調査が進むよう活用する。