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2018 年度 研究成果報告書

女性人工股関節全置換術患者の歩容の自己評価と心理社会的側面の相互の影響

研究課題

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研究課題/領域番号 15K20710
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 臨床看護学
研究機関石川県立看護大学

研究代表者

松本 智里  石川県立看護大学, 看護学部, 助教 (10738389)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード人工股関節全置換術(THA) / 歩容 / 自己評価 / 女性
研究成果の概要

女性人工股関節全置換術(THA)患者の歩容の自己評価の影響モデルを作成することを目的とした.変形性股関節症でTHA施行予定の20歳以上の女性84名に,自記式質問紙調査を術直前と術後6ヶ月の2回施行し,構造方程式モデリングを用いて分析した.術前の歩容の自己評価に影響を及ぼしたのは,術前の跛行への思いとJOA歩行状態,年齢で,影響を受けたのは術前のJHEQ満足度とJHEQメンタルと術後の公的自己意識であった.術後の歩容の自己評価に影響を及ぼしたのは,術後の跛行への思いとJOA歩行状態で,影響を受けたのは術後のJHEQ満足度,JHEQメンタル,全体的健康感と自尊感情であった.

自由記述の分野

リハビリテーション看護学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究より,歩容の自己評価は,歩行能力などの身体的側面から影響を受けながら,全体的健康感や自尊感情といったTHA患者の日常生活を支える心理社会的側面に影響を与えるものであることが示唆された.現在のTHA患者の看護における教育では,疼痛や歩行能力のアセスメントや,脱臼肢位に対する生活指導などは行われているが,歩容の自己評価などの患者のボディイメージに対する教育は十分とは言えない.歩容の自己評価は術前後にわたり,THA患者の看護においてアセスメントすべき一項目であることを,看護教育に含むべきであると考えられる.

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公開日: 2020-03-30  

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