WHO(2002)の国際生活機能分類:国際機能分類改定(International Classification of Functioning Disability and Health, 以下 ICF)の枠組みを前提とし、生活機能を評価する意義と概念枠組みを確認し、質問肢の抽出、洗練を行った.患者の生活体験より、身体の機能とは関係なく社会参加の機能が維持、向上するパターンが得られた.また、質問肢の構成要素の妥当性について専門家よりインタビューを行い尺度項目の洗練を行った.これらの結果、慢性呼吸不全患者の実際の生活機能を可視化する尺度の構成要素および項目の抽出に関する検討を行うことができた.
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