研究課題/領域番号 |
15K20720
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研究機関 | 京都橘大学 |
研究代表者 |
野島 敬祐 京都橘大学, 看護学部, 専任講師 (70616127)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | トリアージナース / ストレッサー / 救急外来 |
研究実績の概要 |
昨年度までに作成したトリアージナースのストレッサーを測定できる尺度及び救急看護経験者や救急看護研究者と内容妥当性を検討したトリアージナース支援プログラム案を用いて介入を行った。 関西圏の病院において、2018年1月から3月までの3か月間において、研究協力の同意が得られた病院の看護師長とプログラム導入について打ち合わせを行った。ERで勤務するトリアージナースを参加群と対照群とに分け、支援プログラム案を実施し、評価としてストレッサー尺度を使用した。支援プログラムは全3回であり、出席者は9名、対照群は10名であった。プログラムには参加群のトリアージナースが全員参加することができた。はじめにストレッサー調査を行い、トリアージナースのストレッサーの特徴を把握した。その内容をもとに、ERのスタッフとともに支援内容の最終案を検討した。プログラムは無事に3回とも終了し、終了後に再度ストレッサー尺度調査を行った。参加群及び対照群のストレッサー尺度の回収率は100%であった。ストレッサー結果は、まだ分析途中であるが、参加群と対照群の比較検討を行っていく予定である。 それと同時に、次回介入を行う別の病院のリクルートを行っている。ERを抱える総合病院の部長に内諾を得ることができたため、そちらの準備を行っている。 トリアージナースへの支援プログラムの内容については、検討内容を8月にイギリスの国際学会で報告予定であり、その準備も行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
病院とのスケジュール調整がうまくいかず、介入がやや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
現在は1施設で実施したのみであり、今後、介入する病院数を増やしていく必要がある。 そのうえで、トリアージナースへの支援プログラムの有効性について、検討していく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
介入を行う病院について、1施設のみしか実施しておらず、執行が遅れた。今年度は増やしていく計画であるため、執行予定である。また、学会発表が控えており、費用が必要である。
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