全国の救急外来に勤務するトリアージナース363名の回答に基づき、トリアージの能力不足、多忙なトリアージ業務、説明に理解が得られない患者、待たせている患者の訴え、トリアージ能力を高める支援の5因子で構成されるストレッサー尺度の信頼性および妥当性を確認した。次に専門家集団により、救急外来でトリアージを担当しているトリアージナースを支援するためのプログラムを作成した。関西圏の3病院において、トリアージナースへの支援プログラムをアクションリサーチ方を基に実施し、支援プログラムの有効性を検証した。今後も多くの病院でプログラムを実施していく計画である。
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