研究課題
呼吸困難を体験している進行がん患者に対して、送風の有効性を検証するため、顔への送風群と下肢への送風群を設定し、並行群間単盲検無作為化比較試験を行った。研究のリクルートは2016年9月に開始し、2017年8月に予定症例数である40例の患者に研究実施することができた。結果、顔への送風群は下肢への送風群と比較して、有意に呼吸困難が低下していた。また、呼吸困難NRSが1点以上低下した割合と、2点以上低下した割合を各群で比較すると、顔への送風群が下肢への送風群と比較して、有意に高い結果であった。なお、研究実施に伴う有害事象は見られなかった。本研究結果の公表については、2018年5月にワシントンDCで開催予定のONS 43rd Annual Meetingsに演題登録し、Research critique sessionでの発表が決まっている。その他では、国内で開催予定の学会での発表と、英文での論文執筆を進めている。
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