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2016 年度 実施状況報告書

精神疾患を有する妊産婦に対する産後早期精神科デイプログラムに関する予備的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K20726
研究機関東北大学

研究代表者

菊地 紗耶  東北大学, 大学病院, 助教 (40455837)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード周産期メンタルヘルス / デイプログラム
研究実績の概要

訪問調査については、海外のデイホスピタルやデイユニットの見学を行った。
米国のWomen&Infant HospitalのDayHospitalは病棟の一角にあり、ミーティングルームやデイルーム、保育室等からなり、利用者がリラックスして参加できるような施設が整っていた。利用者は妊娠中または産後1年以内の妊産婦であり、切迫した自殺企図がなければ対象となる。実際のプログラムでは対人関係療法に基づいたグループセッションやマインドフルネス、ベビーマッサージ等が行われていた。プログラムの前後では、医師、心理士等が利用者の背景やプログラム参加時の様子について情報共有を行っていた。
後方視調査、訪問調査および先行研究を参考に、デイプログラムの作成を行った。対象者は、産後6ヶ月以内の母子であり、エジンバラ産後うつ病質問票が9点以上であること、抑うつ障害群または不安症群、夫またはパートナーがいることなどを対象基準とし、希死念慮が切迫している、精神病状態にあることなどを除外基準としている。評価は、プログラム前後、6ヶ月後、1年後にアンケート調査を行う。プログラムの内容は、対人関係療法に基づいた「メンタルヘルス」「家族関係」に関するレクチャーとグループワーク、「ボンディング」に関するレクチャーとグループワークという構成である。回数及び頻度は、週1回、計8回である。これらのデイプログラム介入研究について倫理委員会の承認を得て、現在対象者をリクルートしているところである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

後方視調査、訪問調査を終え、介入プログラムを作成し、対象者の適格基準、除外基準、介入内容等を決定し、倫理委員会の承認を得て、研究を開始している。

今後の研究の推進方策

対象者を引き続きリクルートし、デイプログラム介入研究を継続していく。

次年度使用額が生じた理由

次年度も引き続きデイプログラム介入研究を継続していくため、研究アシスタントへの謝金や情報収集や成果発表のための旅費等を要する。

次年度使用額の使用計画

研究アシスタントへの謝金
情報収集や成果発表のための旅費等

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公開日: 2018-01-16  

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