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2017 年度 実施状況報告書

精神疾患を有する妊産婦に対する産後早期精神科デイプログラムに関する予備的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K20726
研究機関東北大学

研究代表者

菊地 紗耶  東北大学, 大学病院, 助教 (40455837)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード周産期メンタルヘルス / デイプログラム
研究実績の概要

後方視調査、訪問調査および先行研究を参考に、デイプログラムの作成を行い、対象者をリクルートし、介入研究を行った。対象者は、産後6ヶ月以内の母子とその夫/パートナーであり、エジンバラ産後うつ病質問票(Edinburgh Postnatal Depression Scale;EPDS)が9点以上であること、抑うつ障害群または不安症群、20歳以上、50歳未満である、夫またはパートナーがいる、児のNICU/GCU等小児科入院中でない、口頭及び文書にて同意が得られていることを対象基準とし、希死念慮が切迫している、精神病状態にある、担当医師が不適切であると判断したことなどを除外基準としている。評価は、プログラム前後、6ヶ月後、1年後にアンケート調査(EPDS、Paient Health Questionnaire-9日本語版、Mother Infant Bonding Scale;MIBS、新版State-Trait Anxiety Inventory-Form JYZ、World Health Organization Quolity of Life、Family Assessment Device等)を行う。プログラムの内容は、対人関係療法に基づいた「メンタルヘルス」「家族関係」に関するレクチャーとグループワーク、「ボンディング」に関するレクチャーとグループワークという構成である。回数及び頻度は、週1回、計8回である。

今年度の対象者は計8名。抑うつ症状(EPDS)、ボンディング(MIBS)等の推移を評価した。EPDSは、介入群においては、14.3(介入前)、7.0(プログラム4回終了後)、3.6(プログラム全終了後)であり、対照群においては、14.8、15.5、10.0と推移している。

今後も対象者数を増やしていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

介入研究はスタートしているが、対象者のリクルートに時間を要しているため。

今後の研究の推進方策

対象者を引き続きリクルートし、デイプログラム介入研究を継続していく。

次年度使用額が生じた理由

研究対象者が少ないため、平成30年度も引き続き介入研究を実行する予定である。
研究実施にあたり、研究アシスタントへの謝金、研究成果発表のための旅費、アンケート調査票購入等に使用する予定である。

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公開日: 2018-12-17  

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