• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2016 年度 実施状況報告書

家族支援の構造化と家族支援コンピテンシー尺度開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15K20732
研究機関千里金蘭大学

研究代表者

西元 康世  千里金蘭大学, 看護学部, 講師 (60458015)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード家族支援 / 家族看護 / 家族支援コンピテンシー / 概念分析
研究実績の概要

本研究の最終的な目的は,家族支援コンピテンシー尺度の開発である.平成27年度に「家族支援」の構造化を目的として,概念分析を実施した.
家族支援の概念分析については,平成29年6月にスペイン,パンプローナにて開催される,13th International Family Nursing Conferenceにて発表予定である.平成29年度は,家族支援コンピテンシーの概念分析を進めている.家族支援コンピテンシーは,看護学において未だ確立された用語にはなっていないため,文献検討で検索された文献からの抽出が困難であり,家族看護学専門書を元に,草案を作成した.草案の内容を元に,再度キーワードを設定し,分析を進めている.家族支援の概念分析と同様に,実践現場でどのように用いられているかを明らかにする手法であるハイブリッドモデル(Shwartz-Barcott & Kim,1986)を用いて,家族看護学の研究者,家族支援専門看護師との検討を進める.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

昨年度,概念分析を行うデータとなる資料や文献が多数存在することで遅れを生じ,現在まだ取り戻せてはいない.しかし,家族支援の構造化についての研究は進み,現在,家族支援コンピテンシー尺度の概念分析に着手できているため,今年度中に尺度案が完成し,調査をすすめることで,作業が当初の予定まで戻るように進むことを予想している.

今後の研究の推進方策

家族支援専門看護師の協力を得て,家族支援コンピテンシーの概念精選を慎重に行い,「家族支援コンピテンシー尺度案」を作成する.

次年度使用額が生じた理由

研究進捗の遅れがあること,研究環境異動のタイミングから,次年度使用額が生じている.

次年度使用額の使用計画

異動した研究環境の整備において,研究継続を円滑に行えるよう老朽化した物品の買い替えにおいて使用した.今年度は,前年度までの研究成果を国際学会にて発表する予定であり,順当に使用できる予定である.

URL: 

公開日: 2018-01-16  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi