研究成果の概要 |
慢性疾患をもつ子どものレジリエンシーと、病気が生活に与える影響、ソーシャルサポートの関係を明らかにすることを目的として、10~15歳の慢性疾患児57名を対象とし、平成30年7月~平成31年3月末に質問紙調査を行なった。レジリエンシーの下位尺度をI AM, I HAVE, I CAN, I WILLとし、属性及びソーシャルサポートとの相関を分析した結果、①周囲が患児の状況を理解し、手を差し伸べることが自分を肯定的に捉える能力である「I AM」を高めることにつながること、②患児の発達に合わせ、定期的に疾患の理解度を確認し、教育的な介入を行うことでレジリエンシーを向上できることが示唆された。
|