研究課題
本研究は、関節リウマチ患者におけるサルコペニアの割合、関連因子を明らかにすることを目的として、京都大学医学部附属病院リウマチセンターに通院している女性リウマチ患者を対象に筋力、筋肉量、活動量(歩行スピード)を測定し、サルコペニアの判定を行った。リウマチセンターが実施しているKURAMAコホートデータベースから、患者基礎情報、身体機能、服薬状況、転倒などの情報を入手し、サルコペニアとの関連を検討した。その結果、関節リウマチ患者ではサルコペニアの有病率が高く、サルコペニアを合併している関節リウマチ患者は合併していない患者に比べて転倒や骨折のリスクが高く、骨密度が低い傾向にあることが明らかになった。
3: やや遅れている
本研究成果を学術雑誌に投稿中である。平成29年度は産前産後休暇及び育児休暇を取得していたため、計画していたサルコペニアのマーカーに関する解析を十分に進めることはできなかった。
今年度はサルコペニアに関連するマーカーに関する研究と関節リウマチ患者におけるフレイルについても検討したいと考えている。
産前産後休暇、育児休暇中であり研究費の使用ができなかった。次年度の使用計画としては成果発表、論文投稿費用に使用する予定である。
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PLoS One
巻: 13 ページ: 1-15
29584787