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2016 年度 実施状況報告書

治療抵抗性統合失調症者への有効な言語的介入の生理学的・心理学的指標を用いた検討

研究課題

研究課題/領域番号 15K20766
研究機関宮崎大学

研究代表者

田上 博喜  宮崎大学, 医学部, 助教 (00729246)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード精神看護 / 統合失調症
研究実績の概要

本研究では治療抵抗性統合失調症(treatment-resistant schizophrenia;TRS)者の神経認知機能や社会的認知機能に着目し、看護師の介入法の違いが治療抵抗性統合失調症患者の反応に与える影響を検証する。2015年から2016年にかけて研究協力病院にて治療抵抗性統合失調症者の調査を行った。治療抵抗性統合失調症者の治療・看護の現状について把握する目的で診療情報をもとに分析を行った。その結果、治療抵抗性統合失調症の基準に該当する者に対してClozapineが使用されている場合、該当患者に対してはCPMS(クロザリル患者モニタリングサービス)に準拠し、多様な社会資源を導入するなど、密な医療・看護介入が実施されていることが明らかになった。さらに治療抵抗性統合失調症者に、導入されている社会資源と精神症状、入院回数・日数に関する分析を行った結果、有意な差は見られなかった。引き続き、治療抵抗性統合失調症者に対して看護師が行っている支援の現状を明らかにし、治療抵抗性統合失調症者への有効な介入について検討する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

平成28年度までの調査にて治療抵抗性統合失調症者への看護介入の現状把握ができていない。学内業務にて十分なエフォートを割けていない。

今後の研究の推進方策

今後の推進方策としては、研究協力病院にて治療抵抗性統合失調症者に対して看護師が行っている支援の現状を明らかにし、治療抵抗性統合失調症者への有効な介入について検討する。

次年度使用額が生じた理由

平成27年度・28年度の調査においては、人件費を使用せずに実施したため。

次年度使用額の使用計画

謝礼や人件費、研究に必要な物品の購入に充てる。

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公開日: 2018-01-16  

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