本研究では、うつ病患者の生活困難感を軽減させる要因と看護ケアを明らかにした。 うつ病患者の生活困難感を軽減させる要因には、自己認知コントロール、家族の存在、家族に自己開示できること、時間帯、医療サービス、何かをすること、ピアサポート、職場の理解、看護師の声かけがあった。うつ病患者の生活困難感を軽減できる看護ケアは、安心できる環境の提供、「話したい時や、話したいことがあれば、聞きますよ」という雰囲気を出すこと、傾聴、聞かないところは、聞かない(他職種に委ねる)、本質を見極める、具体的に聞いていく、別の考え方を伝える、一緒に考える、「一緒にやりましょう」という声かけをする、きっかけづくりであった。
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