地域在住の精神疾患患者の睡眠・生活リズムの測定をし、実態を明らかにし、患者に合った睡眠・生活リズムや生活の工夫を訪問看護師とともに考え、症状の悪化を予防し、睡眠・生活リズム改善プログラムを開発することを目的とした。対象者の1日平均睡眠時間は10.3±1.1時間であり、平均日中在床時間は4.2±2.8時間であった。デイケアなど日中に外出の機会があると、日中の在床時間が短くなり、熟眠度も高い値となっていた。そのため、訪問看護師と共に睡眠・生活リズム改善のための関わりをおこなった。対象者も症状の状況により、睡眠改善介入を実施出来たりできなかったりしたため、睡眠状況の改善は一進一退であった。
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