生活習慣病を予防するためには、幼少期から望ましい生活習慣を確立する必要がある。中学生は生活スタイルを自らがコントロールし始める時期であり、生活習慣が乱れやすいこの時期に、望ましい生活習慣を構築するための教育を行うことは重要であると考えられる。食生活を写真撮影および食べた物を記載して振り返り、視覚で分かりやすくセルフモニタリングすることは、良い生活習慣を育むことにつながる可能性があることが示唆された。子どもたちが将来、社会人として忙しい毎日を送る中でも、自己の栄養と運動のバランスを確認する方法を知ることで、生涯にわたって主体的で健康的な生活を送る基礎を培うことにつながると考えられる。
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