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2018 年度 実績報告書

インクルーシブ教育における養護教諭の危機対応力向上に関する短期研修プログラム開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K20814
研究機関福岡県立大学

研究代表者

梶原 由紀子  福岡県立大学, 看護学部, 助教 (50512026)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード養護教諭 / 危機対応力 / 研修プログラム
研究実績の概要

本研究は、インクルーシブ教育における養護教諭の危機対応力に関する短期研修プログラムの開発を目的とした研究である。
30年度は、これまでの計画の積み残しであった質問紙による全国調査と短期研修プログラムに関する条件の整理と危機対応力向上に向けた支援の方向性について明らかにし、仮説プログラムの設定と研修の実施を目標としていた。
いずれの調査も30年度内に実施することができた。調査用紙は1,500校に配布し、回収は534校(回収率35.6%)、有効回答473校(有効回答率88.6%)であった。
得られた結果から、必要と思う危機対応に関する研修27項目について、すべての項目で研修受講の有無と研修項目に関する知識・技術との間には有意な関連があった。また、養護教諭の経験年数と研修項目に関する知識・技術との間には、18の項目で有意な関連があった。さらに、看護師免許の有無との関連においては、3つの項目で有意な関連があった。質的分析においては、養護教諭がニーズに合わせた研修を受講するためには、時間の確保や準備の必要性、校内の支援体制等多くの課題が存在していた。
仮説の短期研修では、参加者に記述式アンケート調査を行い、研修内容に関する詳細なフィードバックを得ることができ、概ね満足度は高いことがわかった。参加者の意見を反映させ、今後も、養護教諭の危機対応力向上を支援するより有用な研修プログラム開発のための研究を継続する。

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公開日: 2019-12-27  

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