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2018 年度 実施状況報告書

未熟児・低出生体重児の家族支援のための保健師教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K20818
研究機関聖路加国際大学

研究代表者

永井 智子  聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (00735582)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2020-03-31
キーワード保健師 / 低出生体重児 / 家族 / 教育プログラム開発
研究実績の概要

本研究は、保健師を対象として低出生体重児を育てる家族支援のための教育プログラムの開発、試行、評価を行い、保健師の実践力を高めることを目的としている。
平成30年度は、教育プログラムの施行を行った。教育プログラムは、新任期の保健師を対象とし、講義、事例検討、情報交換の内容とした。知識を実践につなげ事例を掘り下げていく内容とし、時間は120分を予定した。施行後にアンケート調査(アウトカム評価、実施評価、自由記載)を行った。平成30年12月に実施し、おおむね予定通りの時間で実施することができた。研究協力者は4名であった。
次年度は引き続き参加者をリクルートし、教育プログラムの施行を行う。また、アンケートを分析し、教育プログラムの評価と内容の修正を行う予定である。

また、教育プログラム作成の基礎調査として行った、低出生体重児を育てる母親7名への個別インタビューの分析を進めている。第28回日本新生児看護学会学術集会(2018年11月)において、「低出生体重児を育てる母親が妊娠・出産・育児を通して支援に望む思い」というテーマで示説発表をした。【かけがえのない子という思いを共有したい】【少しでも我が子を近くに感じたいという願いを叶えてほしい】【自分の子どもに合った情報がほしい】【医療者のような知識がなくても、おいてきぼりにしないでほしい】【もう一歩踏みこんでかかわってほしい】【同時に変化する家庭生活を支えてほしい】という6のカテゴリ、21のサブカテゴリが抽出された。次年度は、さらに分析を進め、論文を作成していく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究協力者のリクルートが難しく、教育プログラムの評価のための十分な協力者数を得ることができなかった。

今後の研究の推進方策

研究協力者のリクルートを進め、教育プログラムの施行を行う。また、実施直後にアンケート調査(アウトカム評価、実施評価、自由記載)を行い、記述統計の算出と自由記載の内容分析を行う。アンケートの分析結果を参考に教育プログラムの修正を行う。

また、教育プログラム作成の基礎調査として行った、低出生体重児を育てる母親への個別インタビューの分析結果を論文にしていく。

次年度使用額が生じた理由

予定額と使用額に差が生じた理由は、研究協力者のリクルートが難しく教育プログラムの施行が複数回実施できず、謝礼や補助のアルバイトへの謝金が支払われなかったためである。次年度は、教育プログラムの施行と事前準備において使用する。
(参加者への謝礼、研究補助アルバイト、研究者の交通費等)

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 低出生体重児を育てる母親が妊娠・出産・育児を通して支援に望む思い2018

    • 著者名/発表者名
      永井智子
    • 学会等名
      第28回日本新生児看護学会学術集会

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公開日: 2019-12-27  

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