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2017 年度 研究成果報告書

第一次世界大戦の戦前から戦後期にかけての『自衛―独立ユダヤ週刊新聞』の活動状況

研究課題

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研究課題/領域番号 15K20823
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 ヨーロッパ文学
ヨーロッパ史・アメリカ史
研究機関北海道大学

研究代表者

中村 寿  北海道大学, 文学研究科, 専門研究員 (40733308)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワードドイツ語ドイツ文学 / 東欧近現代史 / ユダヤ人研究 / ユダヤ人新聞 / ナショナリズム
研究成果の概要

『自衛―独立ユダヤ週刊新聞』はドイツ語によるユダヤ民族主義の宣伝新聞である。ヘルツルのシオニズムが「ユダヤ人国家」の建設を志向していたのに対して、『自衛』は、オーストリア民族連邦の枠内でのユダヤ民族による自治を構想していた。『自衛』は、オーストリアのユダヤ民族の存在意義を民族対立の調停者に求めた。この役割からは、多民族国家におけるユダヤ人の自己同一性をめぐる議論の所在を指摘できた。オーストリアのユダヤ人による調停者としての使命の認識は、国民国家としてのドイツ帝国のユダヤ人からは提起されえなかった視座であった。

自由記述の分野

ヨーロッパ文学

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公開日: 2019-03-29  

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