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2017 年度 研究成果報告書

動学ゲーム理論を用いた市場ネットワーク形成と経済行動の分析

研究課題

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研究課題/領域番号 15K20838
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 理論経済学
経済政策
研究機関小樽商科大学

研究代表者

白田 康洋  小樽商科大学, 商学部, 准教授 (80635110)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード進化ゲーム理論 / ネットワーク市場形成
研究成果の概要

本研究では第一に,ネットワーク化されたベルトラン市場での企業の価格戦略を分析した.ネットワーク化されていない市場では均衡価格が完全競争的になることが従来の理論で示されている.しかし,ネットワーク化された市場では,それよりも高い共謀的価格が進化的に安定であることがわかった.従って,共謀的価格が維持されうる主要な要因の一つはネットワーク化された市場であることがわかった.
本研究ではまた,3人市場での最後通牒ゲームにおける提携行動の進化も分析した.伝統的な理論では,効率的な3人提携が形成されるが,確率的な進化モデルでは,2人提携の価値が大きいと,非効率な2人提携が形成されてしまうことがわかった.

自由記述の分野

ミクロ経済学,ゲーム理論

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公開日: 2019-03-29  

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