研究成果の概要 |
世界全体でアルコール過剰摂取に関連する害が問題視されるようになり、大学生に対する効果的な対策の推進が望まれているが、カットオフ値が明確になったスクリーニングツールは日本に存在していない。本研究では、the Alcohol Use Disorders Identification Test(AUDIT)を用いて、アルコール使用障害等の診断特性とカットオフ値の検証を行った。定期健康診断を受けた大学生等2,000名を対象に自記式質問票とDSM5を用いた診断のための構造化面接を行った。546名の研究協力者が得られ、アルコール使用障害のAUCは0.78、AUDITのカットオフ値は5点が妥当と考えられた。
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