高齢者はドライスキンなど脆弱な皮膚(スキンフレイル)を呈しやすい。本研究は、地域在住高齢者のスキンフレイルに着目し、日常的に使用できるセルフアセスメントツールの開発を目的とした。4地区の65歳以上の住民を対象とし(n=192)、自記式ツールを文献や専門家の意見から作成し、前腕部皮膚の状態を本人および看護職が評価した。その結果、看護職が高齢者の皮膚を評価した場合にツールの構成概念妥当性と機器を用いて測定した皮膚状態との併存妥当性が認められた。看護職などの支援者が地域高齢者のスキンフレイルを評価・発見するための簡便なツールが作成された。
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