現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
N00N状態の生成についてアイディアはまとまりつつあるが、定量評価は完了していない。 一方、量子ドットナノ共振器結合系の発光ダイナミクスについて、高速自励振動という当初予期しなかった新たな発見が得られ、国内会議1件[1]、及び、国際会議1件[2]にて報告した。また予定通り、量子ドット単一光子源に対するスペクトルフィルタリング効果に関する研究がまとまり、学術論文による発表を行った[3]。全体として、研究はおおむね順調に進んでいると判断する。
[1] 上出ほか「量子エミッタを含む結合ナノ共振器系のダイナミクスの解析」第63回応用物理学会春季学術講演会 (2016年3月、東工大) [2] K. Kamide et al., "Self-pulsation in coupled cavity QED systems", PLMCN17 (Mar. 2016, Nara, Japan). [3] K. Kamide et al., Phys. Rev. A 92, 033833 (2015).
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