本研究では、量子標準限界を超えた高分解能計測を可能とする光NOON状態生成器(多光子もつれ光源)の設計法を新たに提示し、従来法と比べた高性能化に向けた明確な指針を得ることを目指した。これに関し(1)-(3)の成果を得た。 (1) 量子ドットと結合光ナノ共振器を用いた光NOON状態生成法を考案し設計指針を得た。(2) スペクトルフィルタリングが量子光源のデバイス性能をどの程度改善することができるか、理論整備と共に数値シミュレーションを行い定量評価した。(3) 量子ドットと結合光ナノ共振器を用いることにより、高速変調動作を有するレーザー発振が得られることを示した。
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