研究期間中に、研究課題と同じく蚊媒介疾患に分類されるジカ熱の世界的流行が見られたことから、ジカ熱に主に焦点を当て、研究に取り組んだ.当該研究において、日本における流行発生リスクについての分析も実施している。感染伝播力(Transmission potential)のほか、感染した妊婦における小頭症乳児の発生リスクの定量的評価、及び輸入リスク・国内での流行リスクの定量的評価を実施した。さらに、米国フロリダ州において発生しているジカ熱の輸入症例・国内症例(2次感染)の流行に対して、国際共同研究を実施し、流行予測を行った。
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