研究課題
若手研究(B)
本研究では,米胚乳タンパク質(REP)および米糠タンパク質(RBP)の摂取が糖尿病モデルZDFラットの慢性腎疾患に伴うミネラル・骨代謝異常に与える影響を明らかにすることを目的とした。ZDFラットにREP,RBPを10週間摂取させると,糖尿病および糖尿病性腎症の進行が遅延され,血中リンの調節因子であるFGF23の有意な改善がみられた。さらに骨微細構造の劣化が抑制され,骨強度が有意に改善することが示された。以上の結果より,REP,RBP摂取がCKD-MBDの進行を遅延させることが明らかとなった。
栄養学、食品化学