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2015 年度 実施状況報告書

新規微小管作用薬による胃癌腹膜播種線維化抑制についての実験的検討

研究課題

研究課題/領域番号 15K21015
研究機関金沢大学

研究代表者

柄田 智也  金沢大学, 医学系, 協力研究員 (90642356)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
キーワードスキルス胃癌 / 微小管阻害薬 / 線維化
研究実績の概要

胃癌においてもエリブリンが有効に抗腫瘍活性を示し得るかをin vitroで検討する予備的研究を以下のごとく行った。
①胃癌細胞株に対するエリブリンの細胞増殖抑制作用の確認②エリブリンの胃癌細胞株に対する細胞周期に対する影響③胃癌細胞株における間葉系形質獲得の有無を確認④エリブリンによるMET誘導作用の評価⑤エリブリンによるsmadリン酸化抑制作用を評価
また、同時に胃癌腹膜播種微少環境における線維化モデルの作成を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究計画において概ね実施し、結果を得ているが、エリブリンによるMET誘導作用に関しては、実験結果を得るには至っていない。
また、マウスを使用した線維化モデル構築は可能であり、さらなる実験が可能と考えられる。

今後の研究の推進方策

平成28年度は安定した線維化モデルを用いてエリブリン投与による本実験を行い、同時に研究結果を解析する。以下に検討項目を列記する。
・線維化モデルに対するエリブリンの線維化抑制作用を検討
・線維化モデルに対するエリブリンの血管リモデリング作用を検討

次年度使用額が生じた理由

概ね計画通りに実施したが、エリブリンによるMET誘導作用に関しては基礎的実験を施行しておらず、次年度使用額が生じる結果となりました。

次年度使用額の使用計画

当初の予定どおり、In vivoで実際にエリブリンにより線維化抑制が可能かどうかを検証し、その病理組織学的に機序解明を試みます。また、論文化に際して必要な経費や研究発表のための出張旅費などに使用させていただきます。

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公開日: 2017-01-06  

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